【個人の税金】雑所得(ザツショトク)とは?初心者でも分かる意味・見方・使い方をやさしく解説
生徒
先生、最近フリマアプリで不用品を売ったり、ネットでちょっとしたお小遣い稼ぎを始めたんです。そうしたら友達に「雑所得(ザツショトク)になるかもよ」って言われて……。なんだか難しそうな名前ですし、税金がかかるのか不安です。
先生
フリマアプリや副業は、今ではとても身近なものになりましたね。確かに「雑所得」という言葉は少し堅苦しい印象を受けますが、中身を知れば怖くありませんよ。簡単に言うと、他のどのカテゴリーにも当てはまらない「その他の収入」のことなんです。
生徒
「その他の収入」ですか。お給料とは別で考えないといけないんですね。どんなものが当てはまるのか、私にも分かるように教えていただけますか?
先生
もちろんです!雑所得 わかりやすく解説していきますね。会社員の方であれば、一定の金額を超えなければ申告しなくていいルールなどもあります。まずはその全体像から整理していきましょう。
1. 雑所得とは何か?
雑所得(ザツショトク)とは、所得税法で定められている10種類の所得のうち、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得、一時所得の「いずれにも当たらない所得」のことを指します。
個人の税金 解説において、私たちの収入は「お給料」「商売の利益」「株の配当」といった具合に細かく分類されていますが、どうしてもそれらの分類から漏れてしまうものがあります。そうした「行き場のない収入」をまとめて受け入れる箱が雑所得(ザツショトク)なのです。
「雑所得 読み方」は「ざつしょとく」と読みますが、この「雑」という漢字には「入り混じっている」「いろいろな」という意味が込められています。具体的には、公的年金、副業の収益、講演料、原稿料、仮想通貨の利益などがこの雑所得に分類されます。
2. 初心者向けに雑所得の意味をやさしく解説
「雑所得 意味」を理解する上で、まず初心者が知っておくべきは「収入から経費を引いた残り」が所得になるという基本的な仕組みです。
- ポイント① 何でも屋のカテゴリー:名前は「雑」ですが、現代の多様な働き方(副業やネット収益)を支える非常に重要な所得区分です。
- ポイント② 経費が認められる:収入を得るために使ったお金(例:副業で使うパソコン代や梱包資材など)は、売上から差し引くことができます。
- ポイント③ 公的年金も含まれる:お年寄りが受け取る年金も、実はこの「雑所得」というグループに属します。
「雑所得 初心者」の方に特に覚えておいてほしいのは、会社員(給与所得者)の場合、給与以外の所得が年間20万円以下であれば、原則として確定申告が不要になるという「20万円ルール」です。ただし、これは所得税の話であり、住民税にはこのルールがないなどの注意点もあります。
3. 雑所得が登場する場面とイメージ
雑所得がどのような文脈で使われるか、具体的なシーンを思い浮かべてみましょう。個人の税金 解説として代表的な例をいくつか挙げます。
まず、最も一般的なのは「副業」の場面です。会社員が週末にライターとして原稿を書いたり、ハンドメイド作品を売ったりして得た収益は、事業として本格的に行っている場合(事業所得)を除き、多くは雑所得として扱われます。
次に、暗号資産(仮想通貨)の取引です。ビットコインなどを売却して得た利益は、原則として雑所得に分類されます。これは「雑所得 使い方」のなかでも近年非常に注目されている分野です。
また、定年退職後の方にとっては「公的年金」という文脈で頻繁に登場します。毎年送られてくる年金の振込通知書には、この雑所得の計算に基づいた税額が反映されています。このように、雑所得は若い世代の副業から高齢者の生活の糧まで、非常に幅広い場面で顔を出す用語なのです。
4. 日常の例えで雑所得を理解しよう
雑所得を、身近な「整理整頓」に例えて考えてみましょう。
あなたが部屋の片付けをしているとします。棚には「本を入れる箱(給与所得)」「服を入れる箱(事業所得)」「食器を入れる箱(不動産所得)」というように、入れるべき場所が決まっている箱がいくつか用意されています。
片付けを進めるうちに、どこにも分類しにくいものが出てきました。例えば、旅先で拾ったきれいな石、昔使っていた古いメダル、予備のボタン……。これらは「本」でも「服」でも「食器」でもありませんね。
そこで、あなたは一番端っこに「その他・いろいろ箱」を作りました。これが雑所得です。
この「いろいろ箱」の中身は、一つ一つはバラバラな性格を持っていますが、共通しているのは「専用の箱がない」ということです。税金の世界でも同じで、「お給料」や「家賃収入」といったラベルが貼れない収入は、すべてこの「いろいろ箱(雑所得)」に入れて、まとめて税金を計算することになっているのです。
5. 会話形式で雑所得を使ってみる
実際の生活の中で、雑所得という言葉がどのように使われるか、会話の例を見てみましょう。
Aさん:「ネット販売の利益が結構出てきたんだけど、これってお給料に加算されるのかな?」
Bさん:「それは雑所得として計算することになるよ。売上から材料代とかの経費を引いて、20万円を超えたら確定申告が必要だね。」
Aさん:「なるほど、雑所得 初心者だから領収書をしっかり取っておかないとね。」
子:「お父さん、最近は確定申告してるの?」
父:「ああ、年金を受け取っているからね。年金は雑所得になるから、控除の範囲内かどうか毎年確認しているんだよ。雑所得 使い方を間違うと税金が変わるからね。」
このように、何か「新しい収入源」ができたときに、それをどう扱うべきかを相談するキーワードとして使われるのが一般的です。
6. 雑所得を理解するために知っておきたいポイント
最後に、初心者が特に気をつけるべきポイントを解説します。
まず、雑所得の大きな特徴として「損益通算(そんえきつうさん)ができない」という点があります。難しい言葉ですが、簡単に言うと「雑所得で赤字が出ても、お給料の税金を安くすることはできない」ということです。事業所得や不動産所得であれば、赤字をお給料と相殺して節税できる場合がありますが、雑所得にはその特典がありません。
また、最近のルール変更で、雑所得も「収入の規模」によって書類の保存義務が変わるようになりました。例えば、2年前の収入が300万円を超えている場合は、領収書などの保存が義務付けられます。以前は「雑だから適当でいい」という雰囲気もありましたが、現在は透明性が求められています。
さらに、同じ「副業」でも、規模が大きくなって「継続的な事業」と認められれば「事業所得」へと格上げされることもあります。どちらに分類するかは判断が分かれることもありますが、まずは「副業の第一歩は雑所得から始まる」と考えておけば間違いありません。
雑所得は、私たちが新しいことに挑戦し、多角的な収入を得ようとする際に必ず出会う言葉です。正しく理解して、賢く家計を管理していきましょう。